根源的な欲求
心理占星術では、月はその人の根源的な欲求を示すとされます。
「○○したい!」と言うのは、0~7歳で確立されます。最初は本能的な欲求かもしれませんが、その本能的な欲求の傍らにその子の生涯求める欲求も一緒に育っていくことになるでしょう。
欲求を満たせば安心を感じるので、月は安心にも関わります。自分が安心していられる場所なのかと言う帰属感などにも関わってくるでしょう。
満たされない心
満たされない心を抱えている場合、出生の月を観察してみると良いかもしれません。例えば、土星がアスペクトしていると、安心感や充足感と言うものを感じるまで、時間がかかるかもしれません。大人になって、たくさんの制限を感じてしまい、自分の欲求を持つことに引け目や罪悪感を持つことになるかもしれません。
土星が関わっている場合、自分の欲求をコントロールするような意識を持つと良いでしょう。
この様に関わっている惑星によって、月の発揮のされ方は異なってきます。何れにせよ、不安を感じている場合や安心を得たい場合、心が満たされないと感じている場合は、月の欲求にまずは耳を傾けてみると良いかもしれません。
月が強すぎる弊害
月の欲求を聞きすぎると、大抵甘えや不摂生になり、人生もままならないことになりかねません。何れ土星によるコントールは必要です。月のエネルギーが強すぎると、不全感、自信が無い、依存的、生き生きしないと言うようなことになります。いつまで経っても子供っぽい状態に甘んじることになり、その人の持っている輝こうとする力や出来ると言う力を封じ込めてしまうことになります。このような抑圧は、月の欲求を満たす方向では解決されないでしょう。
12サイン別 月の欲求
以下に12サイン別の月の欲求を記述します。月は無自覚にもなりやすいですし、月の欲求を抑圧や禁止している場合、「こんなのは自分の欲求じゃない」と思うかもしれません。
その場合は、もし何の弊害もなく、その欲求を満たせるならどんな気持ちになるのかを想像してみてください。その感情が、自分についてのことを教えてくれるでしょう。
牡羊サイン・・・一番になりたい、勝負したい
牡牛サイン・・・五感を通じて安心したい、いつもの感覚を得たい
双子サイン・・・知りたい、理解したい
蟹サイン・・・家族と安心して過ごしたい、感情的に安らぎたい
獅子サイン・・・褒められたい、目立ちたい
乙女サイン・・・完璧でありたい、きちんとしたい
天秤サイン・・・魅力的でありたい、みんなと仲良くしたい
蠍サイン・・・物事を深く知りたい、全部把握していたい
射手サイン・・・主張したい、尊重されたい
山羊サイン・・・管理したい、実現したい
水瓶サイン・・・普通でいたくない、環境を改善したい
魚サイン・・・理想の中に溶け込みたい、皆の笑顔がみたい