アスペクトの整理

アスペクトとは

「アスペクトがある」と言うのは、0度(コンジャンクション)、180度(オポジション)、90度(スクエア)、120度(トライン)、60度(セクスタイル)のメジャーアスペクトがあるかどうかを観察します。その強さ順に列挙しています。

アスペクトによって、惑星本来の意味合いから、対立、葛藤、抑圧、強まる、などいろいろな意味合いが生まれてきます。

また、心理占星術では、メジャーアスペクトを取らないノーアスペクトも重要視します。

マイナーアスペクトについて

マイナーアスペクトはあまり重要視しません。と言うのは、アスペクトと言うのは「視る」と言う意味があります。「視える」位置にいるのは上に書いたメジャーアスペクトとなります。コンジャンクションは同じ場所にあるので「視えない」のですが、その強さからアスペクトの分類ではメジャーアスペクト扱いです。

マイナーアスペクトは、ノーアスペクトの惑星になっているかもしれませんので、そちらの方を重要視します。

アスペクトについてはまた別の機会に詳しく書きたいと思います。今回はハードアスペクト、ソフトアスペクト、ノーアスペクトについて大枠を説明します。

ハードアスペクト

オポジション、スクエア、時に0度のコンジャンクションもハードな要素となることがあります。

ハードアスペクトは個人を大きく成長させる要素となります。人生初期の頃は、抑圧、葛藤、不安、コンプレックス、苦手意識などの緊張要素を生み出します。幼少期の困難な出来事、成長の難しさなどを考える上で、重要な要素となるでしょう。また、個人がどのように成長したかを知ることが出来ます。

ソフトアスペクト

生まれながらの才能や特性を自然に開花させていくことが出来るポイントとなります。ただ、周囲からの影響に翻弄されやすく流されやすい面や、環境に染まりやすい面があるので、それによって人生が大きく変動しやすいでしょう。

自力でそれらを努力で変えて行くのは難しく、良いきっかけを得られれば相乗効果で良い方へと向かいますが、悪い影響を受けるとそちらに雪崩のように向かい落ちてしまうかもしれません。

良い環境を選ぶ、良い人達の傍にいるのが本当に重要になってくるでしょう。また、努力せずとも人よりも優れた能力を発揮するので、怠け癖がついてしまったり、自身の能力を当たり前だと思い込んで周囲に対して上からの目線になってしまうこともあるので、その辺は注意が必要です。

ノーアスペクト

他の天体とアスペクトを取っていない天体は、独自で発展していくことになります。ただ他者からのリアクションを得られず、「これで良いのか?」と自問自答しながら成長していくポイントとなります。力になる存在や理解してくる存在がない惑星なので、不安になりやすいポイントであると言えるでしょう。

自分自身で模索しながら、独自で成長していくことによって、能力として開花していきます。

ノーアスペクトは、トランシットやプログレスなどのチャートの惑星とアスペクトが起きる時に、外からの介入や自分自身の内部でも手応えとして感じるきっかけを得ることが出来ます。そういうタイミングは、ノーアスペクトを持つ人にとって大切であると言えるでしょう。

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