惑星の年齢域

惑星には年齢域と言う考え方があります。その人が持つ惑星のエネルギーは、その年齢に達して初めてその惑星を使うことが出来るようになります。

惑星の年齢域

  • 月 0歳~7歳
  • 水星 8歳~15歳
  • 金星 16歳~24歳
  • 太陽 25歳~34歳
  • 火星 35歳~45歳
  • 木星 46歳~54歳
  • 土星 55歳~70歳
  • 天王星 71歳~84歳
  • 海王星 85歳~
  • 冥王星 死の瞬間

年齢に達したらすぐその性質や能力が発揮される訳ではありません。まるで訓練する様に少しずつ使い方を学んでいくことになっていきます。

出生チャートの影響

出生チャートにおいて緊張状態にある惑星がある場合、その惑星年齢域に達しても、なかなかその力が発揮できないこともあるかもしれません。

それはその人の人間性とも言え、その人の味ともなりますが、発揮されない惑星は本人にとってはコンプレックスとなりやすくもあります。その分野に関して触れないように回避、抵抗なども起きていたり、内部で強い不安や衝動、葛藤となっていることもあるでしょう。

自身でそれが自覚出来たら、意識的にその方面に飛び込んでみることで、それまでの蓄えた力としてようやく開花していくでしょう。

社会や文化からの影響

惑星毎の年齢域を載せましたが、その境目はあくまで目安程度で考えていた方が良いかもしれません。人によって成長個人差がありますし、社会的環境や文化などによって異なってきます。

例えば、女性が社会に進出しだしたのは、まだ近年になってからです。それまでは、太陽は相手に投影され夫の運命となっていました。女性が太陽の力を使って社会と言う舞台で堂々とするのはなかなか難しく、25歳から34歳の間に「これ」と言うものに打ち込めていないことも多々あります。

また、男性側は社会で奮闘する一方自身の感情は抑圧し、妻にそれを投影していたので、月の支配する感情面や情緒面の発達、プライベートをのんびりとすることは、妻に任せていたかもしれません。

太陽はその個人の個性を自覚し、自信やアイデンティティの形成でもありますし、月はその人を感情や情緒を育て思いやりなども育みますし、安心感や帰属感などを生み出します。

ある年代以上の人々は、熟年離婚が増えていると言います。これはある意味自然な流れと言えるかもしれません。妻は夫に投げていた太陽の力を取り戻したい、夫は自分のプライベートを取り戻したい、熟年離婚することによってその願いを叶えようとしている宇宙のバランスのようにも思えます。

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