星と本☆栗山英樹「信じ切る力」

2023年のWBCで日本を優勝に導いた栗山英樹監督の著書『信じ切る力 生き方で運をコントロールする50の心がけ』を読みました。

読み終わった後もずっと残る清々しさ。

道に迷っている人がいたら、この本を読んでみると視点の持ち方、心のあり方を整えてから、もう一度始めることが出来る、そんな一冊です。

身体の感覚の牡牛サインの太陽

栗山監督のチャートでは、太陽は牡牛のサインにあります。牡牛の太陽は、自分自身を信じようとする力、こつこつ地道にやり続ける力、忍耐さなどを持っています。この力は20代から30代にかけて育て獲得することになります。

自分の目で見て、自分の身体で感じている「間違いない」だったからです。監督として報告を受けて映像を見て、「この人」と言うのとはまったく違っていたのです。身体が感じている「これだ」と、評価しての「これだ」はちょっと違うのです。

「信じ切る力」栗山英樹

これは、大谷翔平選手をドラフト1位指名した時の文章です。自分自身の身体で感じそこに確信を持つ、それがまさに牡牛サインに太陽を持つ人ならではの言葉選びだなと思いました。

太陽にアスペクトする惑星

太陽にはいくつもの惑星がアスペクトをします。それも太陽と同じ度数での天体が二つもあります。月は出世時刻がわからないなので、性格が位置がわかりませんが、乙女の月であることは間違いありません。きちんとやりたいと言う乙女の月、とことんまで貫き通そうとする冥王星が、共に太陽にトライン。

強い意志の持ち主であることがわかります。牡牛の太陽。著書のタイトルである「信じ切る力」と言うのがさすがのタイトルですね。「信じる力」ではなく、「信じ切る力」と言うタイトルなのが納得です。

冥王星がトラインで関わっているので、底力がとってもあり、牡牛の太陽がより強化されます。でも、そう言う強い力であるからこそ、辛いことや悔しいこと、心が折れる経験などもたくさんされていることでしょう。特に冥王星が関わっていると、人生で挫けそうな瞬間が幾度となくあったことでしょう。実際、著書にもその様なことが書かれていました。

信念の太陽と未来の木星

また、太陽には水瓶木星がスクエアをかけています。牡牛の太陽の信念に、水瓶木星は、未来を信じ、友や仲間を信頼しようとする心を持ちます。

本来牡牛の太陽は、自分のことに集中したい、周囲のことよりも自分の価値観を貫き通したいと言う意志があります。そこに、仲間のことや周囲の期待が入り込んできて、牡牛の太陽を乱します。これは牡牛太陽にとっては、目の前のことにただ集中すると言うことが出来ないので、ストレスを抱えることになります。でも、自分と仲間の理想の一致するところを目指し、努力し続けることによって、努力に見合うより大きな成果や成功を手に入れることが出来ます。

牡牛生まれの人が、誰でもそのように信念を持ち続けられるのか、太陽と木星がスクエアの人が誰でもそのように生きられるのかと言うと、それは違います。同じような星まわりでもそれを活かすことが出来るのは、本人次第です。

牡牛生まれの方で、生き方を見失っている人は、是非この本を読んでみてください。力をもらえることでしょう。

また、牡牛生まれ以外の方で、自分は信念が持ちづらい、未来が見えない、ふらふらとしてしまって霧の中にいるみたい、と言う人もこの本を手に取ってみると、ヒントがもらえると思います。自分のチャートに無いことは、自分以外の生き方を理解し、取り入れることで、安定を図ることが出来るのです。

みんなの為に生きる海王星

チャートに戻ると、もう一つ太陽とオポジションに海王星を持っています。これは牡牛の太陽が意志を固めようとすると、必ず海王星の性質に影響されてしまうことを意味します。海王星は形の無いもやもやしたもの、見えないものなどであり、人々の夢や集合意識を司ります。

太陽はここでも、自分以外の期待や理想に向き合わなくてはなりません。牡牛の太陽が自分自身を確立しようとすると、それを不安定にさせ、掴みどころのない様なものにしてしまうのです。霧の中にいるような暗中模索の時期がかなり長かったでしょう。

海王星はとにかく、皆の為に、人々の為に、と理想や夢を見ます。時には現実離れしすぎて、周囲から浮いてしまったり、喪失や孤立の感覚を伴うことがあるでしょう。また、これは安定したい牡牛の太陽にとって、とても不安定な要素になり得ます。太陽と海王星は常にセットに働きます。自分だけの望みや欲求を叶えようとすると、海王星の反発力が強くなってしまい、不安や怖れが強くなります。また、原因不明の不調が続くことがあります。

牡牛の太陽の意志を発揮するためには、精神的な強さ、無条件の愛、信仰心が大切であり、人々の夢や希望、理想の世界を夢見ながら、現実的な努力をしていくことが大切です。言葉で書くのは簡単ですが、それを実行に起こすのはなかなか大変なことでしょう。

ともすると海王星の方に流れてしまい、そうなると理想や夢は語れるけど、現実での努力はしない、と言うことが多くなるからです。それは足が地についていないことになるので、逆に現実からの反発が起きやすくなるのです。オポジションはバランスを取ることがとても大切です。

海王星と冥王星の力

栗山監督は、牡牛の太陽、蠍の海王星、水瓶の木星の強いTスクエアを持っています。太陽は、冥王星と海王星と言う二つのトランスサタニアンから刺激を受けています。普通の人生を歩もうとすると、かえって破壊的、破滅的になりかねません。

人々を巻き込む大きな仕事をする必要があります。下手するとトランスサタニアンの海王星や冥王星のエネルギーに引っ張り込まれてしまいます。地のエレメントの太陽をしっかり働かせて、現実的な努力をもとに強い意志を育てる必要があります。それが栗山監督にとっては「信じ切る力」だったのでしょう。

海王星はたくさんのビジョンや周囲の声を押し付けてきますが、太陽が主体になり意志を持つこと、そして海王星にビジョンを描くことで、描いたことを現実にする力となります。

冥王星はとことんまで深く追い求めようとする力です。乙女月とコンジャンクションでもあるので、完璧主義に陥りやすいかもしれません。これを狭い目標や小さな集団にぶつけてしまうと、かなり破滅的な力となってしまいがち。より大きな集団と関わり、多くの人と関わることで、集団全体へと目を向けることが出来ます。

 本当に頑張っていたら、誰かが見ていて、チャンスを与えます。いつも努力して、頑張り続けている姿は、誰かの目に留まる。そして、間違いなく、神様も見ている。努力は絶対に無駄にならないと僕は信じています。

「信じ切る力」栗山英樹

ここに太陽と木星と海王星と冥王星が全部集約されている様な文章となっています。

父親問題

父親がとても厳しい人だったそうです。出生時刻がわかっていれば、半球の偏りはハウスから父親問題を深く読み取れますが、出生時刻はわかりません。ですが、土星を見ると父親問題の一端が見えてきます。土星は山羊の最終度数。規律に厳しかったことがわかります。逆行はしていないので、子供や家族に無関心という訳ではなかったでしょう。

土星は蟹火星とオポジションを形成しています。社会で主張する力でもあり、男性にとって火星は、男らしさでもあります。蟹サインの火星は、自分の思うとおりにやりたい、感情を思いっきり表現したいと言うニーズが生まれますが、これは土星によってことごとく反対されます。行動しようとすると押し付けられる、行動を制限される、きちんとしたルールや模範の中に押し込められると言う様な経験を幾度となくします。そういう風に感情を鍛えられていきます。自分に自信を持てるようになるまで時間がかかる配置とも言えますが、ある枠の中で鍛えられた火星は鋭い力となっていきます。

書籍紹介:栗山英樹「信じ切る力」

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