木星の善き資質

木星は発展、拡大の惑星とされます。寛容、寛大さ、楽観的、慈善、包容力など備えています。善きところを伸ばそうとします。褒めて伸ばすは木星の資質でしょう。

木星の年齢期

46歳から55歳くらいまでが木星の年齢域です。会社の中では、何らかの役職について部下を持っていて、自分の仕事だけでなく、部下の資質を引き出すような役割もあり、全体の発展の為に身を挺しているような存在で象徴されるでしょう。

木星の役割

出生チャートの中の木星は、その人の善き資質を示しています。伸ばしていける才能やサポートがもたらされる分野などです。その資質は社会の中に還元されることによってより発展していくことが出来るでしょう。木星は社会天体であり、社会の中で発揮され、人々に承認されることで伸びて行きます。

月から火星は個人の領域の中で行われるので個人天体と言われます。木星は、個人の我儘や欲求を超えて、社会全体の意識に同調していきます。太陽と火星も公的な場で力を発揮していく天体ですが、あくまでその意識は自分に向いていて、自分を輝かせようとしたり、自分の得たいものを格闘しようとして、外の世界で奮闘するエネルギーです。ですが、木星までくると、その動機は、自分の得たいものの為に力を発揮するのではなく、周囲の期待に応えるためだったり、環境を良くしてより良い方向に導いたりと、人々のことを意識しているのです。

その為、我を張って頑張ると言うより、常識人で寛容さがあり、明るさと希望を持ち合わせていて、人々を導く為の善き資質があります。出生チャートで木星がある箇所は、その人の社会の中で発展させる才能でもあり、そういう良質さを発揮できるポイントとなります。

信じることが出来ない人

木星は信心深さでもあり、人の善意を見ようとする性質があります。この木星が発揮されていないと、何かを信じることが出来ないかもしれません。人に対していつも猜疑心を持っていたり、世の中について希望もなく不信感が募る、そんな時はひょっとして木星のエネルギーが不足しているのかもしれません。

木星は年齢域になって周囲を見た渡しながら人々の希望に応えようとする資質を自己の中に育て上げますが、それまでは受けたサポートともいえるかもしれません。人の親切にされたことがない、自分の親切や優しさが仇になってしまった、そんなことが木星のサポートや援助を受けることが出来ないという壁になっているかもしれません。

出生チャートの木星の性質を引き出す為に、どこかでゆったりと過ごしてみるのも良いかもしれません。図書館に行ってみたり、大きな建物の近くに行ってみるのも良いでしょう。

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